ああ、日本の抹茶 を飲める幸せ、静けさと穏やかさも感じます。素朴でクリーミーな味わいもさることながら、健康上の数多くのメリットがそれをさらに上回ります。抹茶は単なる抹茶ですよね? でもそれは真実ではありません。抹茶がどこで作られたかを知ることは抹茶を飲む際に一番大事なことのひとつです。市場では類似品・偽物がいっぱい出ていますが、本物の抹茶は決してそうしたものには左右されません。間違いなく世界でも一番の抹茶は素朴でシンプルな日本製です。抹茶はもともとは中国のものでしたが、日本は800年以上の長きにわたって細心の注意を払って抹茶の栽培・収穫方法確立させました。今では素晴らしい最高級の抹茶を作り出しています。 抹茶は葉全体を石臼挽きにしているため、茶葉がまがい物ではなく純粋でオーガニックであることが最も大事です。 そうでないなら有害な物質でリスクをもたらされるかもしれず、純粋な有機抹茶のような価値ある栄養分は得られないでしょう。マーケットでは正規の抹茶とはかけ離れた安い抹茶であふれており、そのほとんどは中国産です。
中国製の抹茶はとても安く、安かろう悪かろうで健康にデメリットを与えるのでしょうか? もしあなたの家の食器棚に中国産抹茶が入っていればその通りです。日本が国産の粉抹茶を輸出しはじめると、中国は「抹茶パウダー」を製造しはじめました。これは日本の抹茶栽培技術の真似をして作り出したものです。抹茶のまがい物は本物とは大いに品質が違っており、いくつかの点は非常にわかりやすいですが、わかりにくい違いもあります。もちろん後者が最も危惧されることです。特にわかりやすい違いは色です。中国製と日本製の抹茶を比較すると、夜と昼ぐらいの違いがあります。 中国産の抹茶は往々にして茶色か金色がかった鈍い緑色ですが、 日本の抹茶は明るく生き生きしたエメラルドグリーンです。色の違いはいくつかの理由で生じます。まず日本の抹茶は収穫前の最後の3~4週間、日差しをよけてクロロフィルの生成を促しますが、 ほとんどの中国茶はそうした作業を行いません。
次に中国抹茶は茶葉と一緒に粉砕された茎や枝・葉脈を入れて作りますが、ピュアオーガニックな日本の抹茶は一般的に葉だけで構成されます。中国の抹茶の製造では、だいたい酸化を止めるための「パン-フライ」の工程が含まれているようですが、それが栄養価にどう影響するかは推測するしかありません。日本製の抹茶は慎重に蒸し、蒸し上がった茶葉は風で吹き上げるようにして表面の水滴を取り除いて乾燥させます。最後の1gまで手を抜きません。色の違いの最後の理由は、抹茶が栽培された土壌と使われた農薬で、他にも健康被害のリスクはないのかという不安要素にもなります。
2013年にグリーンピースの調査は、ランダムに18種類の中国茶を選んで行われました。その結果国際環境条約のストックホルム条約によって禁止されている有毒な農薬が、12種類のサンプルから見つかりました。さらには中国茶は放射線レベルの許容範囲を超えていることも判明しています。 対照的に2011年福島の原子力発電所に被害を及ぼした東日本大震災で、世界中の注目を集めた日本は、 2011年以降国内のお茶栽培地域で検査を行いましたが、有意な放射線レベルはありませんでした。ここで一番注目するべきなのは、日本は世界の中でも放射線レベルに最も厳しい国のひとつであり、 アメリカの制限は1キロあたり1200べクレルなのに対して、日本は1キロあたり100ベクレルになっています。
日本が抹茶栽培と製法に課した厳しい基準によって、純度の高い抹茶が得られて最大限の栄養効果が得られるのです。オーガニック抹茶を買えば、あなたがカップで抹茶を飲むときにも安全だという証拠になり、健康効果も高くなるでしょう。気をつけねばならないのは、他の種類の中国緑茶は確かにさまざまな健康効果を持ち、中国の文化の中で何世紀も珍重されてきました。ですがまがい物の抹茶については気を付けたほうがいいでしょう。
日本製と中国製の抹茶の違いを本当の意味で理解することは、健康・安全面だけでなく、禅体験や風味の上でも重要です。抹茶の安い偽物は茶色がかった色合いであるだけでなく、砂のような味わいで泡立ちにくいでしょう。ピュアオーガニック抹茶は、鮮やかな緑色で泡立ちやすくクリーミーな食感を持ちます。まったく同じ配分でココナッツミルクと日本のピュアオーガニック抹茶と中国製抹茶をそれぞれに使って比べてみたところ、食感と色の違いは明らかで、特に味が大きく違っていたのは間違いありません。中国の抹茶は砂のようで苦く、全部飲み干すことができませんでした。ザラザラとしたカップの底にたまった物質も非常に気になりました。もし本物のオーガニック日本抹茶を飲んだことがないのであれば、一度飲んでみることをおすすめします。自分に何が足りなかったかを知ることになるでしょう。
純粋な日本製のオーガニック抹茶を手に入れるのは簡単なことではありません。