2020東京オリンピックとCBD

2020東京オリンピックとCBD

日本でのオリンピック開催も来年となり、CBDが東京オリンピックでアスリートたちにどう影響するかについて、見ておいて損はありません。 今回はアスリートにCBDがどんなメリットをもたらすか・プロスポーツでのCBDの使用規制・東京オリンピックでCBDの使用を見ることができるか、についてご説明しましょう。

CBD(カンナビジオール)は カンナビノイドという化学物質の一種として知られています。 カンナビノイドは、脳と全身の受容体と結びつき、エンドカンナビノイドシステムを刺激して恒常性をうながします。 研究ではCBDの幅広い健康効果について示唆しています。例えばてんかんの症状の緩和不安感を和らげる などです。

アスリートが得られるCBDのメリット

数多いCBDのメリットのうちいくつかは、特にアスリートに有益です。

1. 痛み

スポーツをすると度々、筋肉痛・関節痛などが起こります。ケガやケガからの回復・激しいトレーニングなど原因はさまざまです。 いくつかの研究によると、CBDは痛みを緩和する効果が期待できるといわれています。 局部的な痛みの場合なら、バームやロールオンを使って、CBDが効果を最大限に発揮するケースもあり得るのです。

2. 筋肉回復

ワークアウトすることで、筋繊維が破壊され、組織や筋肉にわずかながら傷ができます。 これらが炎症を引き起こします。 回復するなかで、筋繊維はそれ自体を再構築し、結果的に以前より筋肉は強くなって収縮しやすくなります。 このようにワークアウトしては回復するのを繰り返すことで、強さ・持久力が生み出されるのです。 CBDには抗炎症の特性があるとされており、回復のスピードを速めることができます。 過度な炎症を避けつつ、筋肉強化のプロセスを速められるため、アスリートにとってはメリットがあります。 過度な炎症を起こせば、損傷が完全に再生できなくなる確率もありますので、これは重要なポイントです。 例を挙げますと、筋肉の破損・免疫系の欠陥・慢性痛などです。

3. 筋肉の成長

筋肉の回復スピードを速めるだけでなく、CBDは抗異化作用を持ち、筋肉の成長を促進することもできます。 異化ホルモンは筋肉損傷の引き金となる化合物です。 抗異化作用はこれらホルモンの生成を減らし、筋肉の損傷を最低限に抑えてくれます。 CBDはエンドカンナビノイドシステムを活性化させ、抗異化作用も機能させることができるのです。 したがってCBDは筋肉損傷を減らし、上でお話ししたように回復効果と相まって筋肉の成長を速めることも可能です。

4.スタミナ促進

筋力だけでなく、特に長距離をこなすアスリートには持久力が必要です。 長距離ランナーが言うところの「ランナーズ・ハイ」は、しばしば幸福感と関連付けられます。これがより長い距離・より長い時間を走る力を生み出してくれるのです。 事実、科学的な研究でも、エンドカンナビノイドシステムが「ランナーズ・ハイ」で重要な役目を果たすことがわかっています。 CBDはエンドカンナビノイドシステムを活性化させ、ランナーズ・ハイも促し、アスリートのスタミナをも増進する可能性があります。

プロスポーツにおけるCBD

アスリートは、プロスポーツの競技会でCBDを使用できるでしょうか? 競技によって、権限を持つ連盟や協会も異なるため、 アスリートはそれぞれ自分たちの所属する団体に確認しなければならないでしょう。 一般的には、CBDはプロスポーツで規制されていません。 CBDは、「パフォーマンスエンハンサー」として機能するとは考えられていません。アスリートに不当な優位性を与えないからです。 その代わり「薬用サプリメント」として役立つと考えられています。 ただしTHC(テトラヒドロカンナビノール)を含む、他のすべてのカンナビノイドは禁止です。 なのでアスリートは、「ブロードスペクトラム(広範囲)」のCBD製品を使う際には気を付けなくてはなりません。ヘンプ植物から抽出されるカンナビノイド は、CBDのほかに約120はあるからです。 つまりCBDと同様に、薬物検査で他のカンナビノイドが検出されるケースもあり、その場合には罰則に従わねばならないのです。

CBDについての汚名も減ってきた昨今、CBD製品を使用するアスリートも増えつつあります。 世界アンチドーピング機関は、2015年に30万人の世界各国のアスリートを調査・研究しました。 彼らのうち、4%がカンナビノイド陽性でした。 プロアスリートで、CBD使用を公言している人も何人かいます。

  • オリンピックスイマーのマイケル・フェルプス、彼は五輪で28個ものメダルを獲得した実力者ですが、トレーニング後の痛みの緩和のために、麻の花を使っています。
  • ネイト・ディアス はアメリカのプロ総合格闘家ですが、有名なCBDサポーターです。 トレーニング・試合中・試合後、彼はCBDを使って、炎症を最低限に抑えてケガからの回復を速めています。 ディアスはUFC202という試合で、コナー・マクレガーと戦ったあとにCBDを蒸気吸引したことで知られています。
  • NFL(米・アメリカンフットボールリーグ)クォーターバックのジェイク・ブラマーは、10年にわたるケガの痛みを和らげるため、CBDを使っています。
  • トライアスリートで、「アイアンマン」の競技者であるアンドリュー・タランスキーは、CBDを利用して慢性疼痛を緩和しています。CBDによって安眠が得られ、競技上のストレスも軽減したと言います。 実際、彼の最大のスポンサーは某CBDブランドです。

2020東京オリンピックとCBD

2018年の時点で、CBDはWADA(世界アンチドーピング機関)の禁止物質リストにも載っていません。 ですので東京オリンピックは、アスリートにCBD使用が認められた最初の夏季オリンピックと言えるのです。 その他のTHCを含めたカンナビノイドは、依然として競技での使用は認められていません。 ですがTHCの閾(敷居)値 は、150ng/mLまで引き上げられました。 これはブロードスペクトラムのCBD製品を使う選手が、薬物検査で不合格になるのを最小限にするためです。ただし他のカンナビノイドは、どのくらいの量であろうとも禁止されています。

オリンピックの選手は、CBD製品を使うときにはリスクがあることを理解しておくべきでしょう。 THCの閾値が引き上げられたにもかかわらず、ブロードスペクトラムのCBD製品を使っているアスリートは、薬物検査時に他の禁止されたカンナビノイドが発見されるリスクを抱えています。 アスリートは、自分が使っている製品に、どのくらいの量THCや他のカンナビノイドが入っているかを把握して、規制量を超えないように適切な量を摂取することが大事でしょう。 これは困難なケースもあります。体内の化合物・代謝物がいつ体内から排出するかは予測できないことが多々あるからです。 さらに研究では、CBD製品のラベル表示に誤りが多いこともわかっています。 ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーションの研究では、検査した製品の69%が、ラベルに記載の量と実際のCBDの量が違っていることも判明しました。 製品の21%にはTHCが含まれており、その一部の製品には、ユーザーをハイにする(向精神作用)には十分な量も含まれていたのです。 アスリートは、薬物検査でCBD以外の別のカンナビノイドが発見されるリスクを避けるためにも、 ブロードスペクトラムではなく、アイソレートのCBD製品の使用を考えた方が賢明でしょう。

2020年東京オリンピックは、日本で行われますので、CBDについてももちろん日本の法律に従わなくてはいけません。 アメリカでは、0.3%までならTHCがCBD製品に入っていても合法ですが、日本はそうではないのです。 日本では、CBD製品にTHCは混入されてはいけないのです。 東京滞在中、オリンピック選手は高品質でTHCを含まないCBD製品を使わなくてはならないでしょう。

まとめ

2020年東京オリンピックは、はじめて競技でCBD使用が認可されるオリンピックなので、ここが大きな分かれ目となります。 CBDは痛みを和らげ、筋肉の回復・成長を助け、スタミナ増進を助ける効果が期待できます。 ですがその他のカンナビノイド(THCを含む)は、まだ世界アンチドーピング機関でも禁止されています。 なのでCBD製品の使用は、選手にもリスクが存在します。 選手は、体内で他のカンナビノイドやTHCが、薬物検査で検出されないほど低いレベルになることを死守しなくてはいけません。 他のカンナビノイドが気になるのであれば、やはりアスリートはCBDはブロードスペクトラムではなく、分離物・アイソレートの製品を使うのが最善策でしょう。 アスリートは、自身の体内にどんな物質がどのくらいの量入っているかを正確に知ることが必要です。 HealthyTOKYOは2016年に日本でCBDが合法化されて以来、CBD製品にかけてはエキスパートと言える存在です。 弊社は、最高品質のCBD製品を種類豊富に取り揃えています。 これはオンラインでも購入可能ですし、東京・羽田空港のカフェ&ショップでもお買い求めいただけます。

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