はじめに
不安感に効果があるCBDについては、以前HealthyTOKYOの記事でもふれてきました。例えば「安眠効果のあるCBD」「集中力を高めるCBD」などです。今日はこの話題をさらに掘り下げてみます。 不安感は世界各国多くの人に悪影響をもたらします。 ケースバイケースで、不安感を抱くのはやむを得ない場合もありますが、不安感がずっと続くのはよくありませんし、なんらかの方法を考えたほうがいいでしょう。 CBDオイルが、不安感の対処に役立つという意見もあり、 さまざまな研究や調査でそのことが裏付けられています。 ではテーマの核心に入りましょう。
CBD・CBDオイルって何?
CBDはカンナビジオールの略で、カンナビス・サティバとして知られる天然麻植物から抽出される化合物のひとつです。 CBDのようなカンナビノイドは、神経伝達物質を有した内因性カンナビノイドという体内のシステムと相互作用しています。 CBDがこの受容体と結びつくと、てんかん発作の緩和・がんの症状を抑えるなど、さまざまな健康効果があると研究でも示唆されています。CBDオイルの摂取には多くの方法がありますが、もっとも一般的なのはCBDオイルでしょう。
CBDのメリットの一つは、心を落ち着け、不安感を軽減することです。つまり抗不安薬としての効果が期待できます。 今回の主題がまさに「不安障害に効果のあるCBD」ですので、CBDがどうヒトに作用するか、具体的な研究についてご説明します。
不安感とは?
アメリカ心理学会でも定義されていますが、不安感(不安障害)とは、心配・緊張感・それに伴う体調変化を指します。 例えば血圧が上がるなどがそうです。時々不安感を抱くのは、人間としてごく自然なことですが、 その時間が長く続き、常に不安な気持ちでいることは、精神障害と考えていいでしょう。 不安にもレベルがあります。漠然とした不安感を持つ場合や、毎日の作業ができなくなるという深刻なものまで多岐に渡ります。
自分でも対処できないほど高いレベルの不安障害は、恐怖感・絶え間ない緊張・心配しどおし・常に不安である、など精神的にも大きな問題と言えるでしょう。
アメリカの不安とうつ病の協会によれば、アメリカ人で18歳以上のうち約20%が不安感にさいなまれていると言います。不安障害はアメリカでもっとも一般的な精神障害になっているのです。 世界的規模でみれば、不安障害の人は全人口の4%いるとされ、その疾患者は2005年~2015年の10年間で15%近くも増加したと言います。
不安障害に効くCBD
CBDが不安感と眠りにどう作用するか調べた2019年の研究によれば、被験者のおよそ8割が、CBDを摂取して1ヶ月で不安症状が軽減したとわかっています。3ヶ月通してずっといい結果が得られたのです。
CBDに関する別の二重盲検法(医師も患者にも実施する薬の特性を知らせずに行う研究) では、人前で話すのに緊張する人 ・社会不安障害(SAD)の被験者は、公で話すシュミレーションをする前に、CBDかプラセボ(偽薬)を摂取しました。 SADの被験者との対照群として、健康な人たちも調べましたが、彼らには何の薬も与えませんでした。 その結果は、各人の目で見てわかる心理状態・自己申告 ・血圧や心拍数などの測定値で判断されました。 人前で話す前にCBDを摂取した被験者は、プラセボを摂取した人たちより不安感は大幅に軽減し、会話能力も改善され、緊張した様子も見られなかったのです。 さらにCBDを摂取した人たちと何も摂取しなかった健康な人たちとは、会話能力・快適さにおいて、大きな差はありませんでした。
最後に goodhousingkeeping.com利用者の女性によれば、数週間蒸気を吸い込む形でCBDを摂取したところ、 不安感は見事に消えて「気分がすっかり落ち着いた」というのです。
まとめ
現在の研究では、不安障害にCBDが大いに役立つという、信ぴょう性のある証拠が出てきています。 不安障害に悩む数多くの人がいることを考えると、実に朗報ですね。投薬でなく、CBDオイルのような自然的な治療は歓迎されるべきでしょう。 不安障害にCBDがどう役立つかについての質問、その他の質問がある場合は、画面の右下にあるチャット機能を通じて、気軽にお問い合わせください。
最後におさらいしておきましょう。
- 不安を感じることはもちろん不思議ではありませんが、それが継続すると精神障害とみなすことができます。
- アメリカでは5人に1人、全世界の人口で見れば約4%の人がなんらかの不安障害で悩んでいます。
- CBDは体内の神経伝達物質と相互に作用し、抗不安効果やそのほかにも多くの健康効果をもたらしてくれます。
- 最近の研究では、CBDは不安感を軽減し、長く利用しても好結果が出ることがわかっています。