女性ホルモンの乱れ

時々女性ホルモンの乱れは、女性の持つ感情的なアンバランスによるものとされることが多いようです。機嫌が悪い時は、PMS(月経前症候群)が原因であるという人もいます。吹き出物ができた場合もホルモンのせい、疲れているときもホルモンのせい、運が悪い日もホルモンのせい… 待ってください、ついてない日は恐らくホルモンバランスの乱れを理由にすることはできませんが、前日何となくソワソワと落ち着かない夜はホルモンの乱れのせいかもしれません。

患者さんの多くはさまざまな症状を訴え、不妊治療によって軽度~重度の副作用が起きることもあります。何故でしょうか?内分泌系のホルモンと神経系がバランスを崩すからです。これは血液と循環器系の不均衡をも生み出すのです。

では内分泌系とはどんなもので、どこに位置していますか?

内分泌系はホルモンを循環器系に直接分泌させる分泌腺の集まりであり、そのホルモンはさらに遠い標的器官に運ばれます。このシステムは特に代謝・成長や発達、組織機能・性機能・生殖・睡眠・気分などをつかさどり、女性の周期に関するホルモンは、視床下部・下垂体・卵巣・卵胞・卵子という体内でも重要なエリアで生成されます。各領域は繊細なものであり、お互いに影響しあってホルモンを増減させます。PMSは理論上では存在しないはずであり、ホルモンの観点から見ると、女性の周期内ですべてがうまく機能していれば妊娠しやすいはずです。しかしこれが常に当てはまるわけではないのです。 

内分泌系についてもう少し説明しましょう。

視床下部は通常脳の一部として定義され、自律神経系を調節し、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)を分泌します。それは特に体温やのどの渇き・空腹やそのほかの恒常性システムを制御します。そして睡眠や感情的な活動にも関与しています。

下垂体は主要な内分泌腺です。エンドウ豆ぐらいの大きさのこの腺は脳の基部に付着しています。(下記の画像を参照ください)成長と発達、および他の内分泌腺の機能を制御する上で重要な役目を果たします。下垂体は、卵胞を成熟させる卵胞刺激ホルモン(FSH)と、卵胞の排卵を引き起こす黄体形成ホルモン(LH)を生成します。

卵巣(卵胞)内で、成熟した卵胞はエストロゲン(E2)を生成します。エストロゲンは脳に信号を送り、下垂体でFSHの生成を遅くして、LHの生成を開始します。また子宮壁を厚くします。

黄体は、卵子が放出された空の卵胞で、プロゲステロンを作り出します。プロゲステロンは脳にLHの生成を停止するように信号を送ります。プロゲステロンは子宮内膜を厚くする働きをし、精子が卵子まで泳ぐのを助けるために膣粘液を生成します。 重要なことをいい忘れていましたが、hCGは、黄体にプロゲステロンとエストロゲンの生成を続けるよう指示する発生中の胚によって生成されます。 

これら2つのホルモンレベルが低くなった場合に月経が起こり、サイクルは最初からやり直しになります。ホルモンレベルが高い場合は妊娠しやすいということになります。

バランスの取れた神経系はバランスの取れた内分泌系を生み出し、引いてはバランスの取れた循環器系を生み出します。これはトップダウンシステムのように聞こえるかもしれないですが、そうではありません。システム内の1つの不均衡はすべての混乱を招くとも言え、それはまるでシンデレラのピアノで歌っている醜い意地悪な血のつながらないの姉のようです。

ではシステムの不調をつかむ手がかりとは?あなたはそれを直すために何ができるでしょうか?

簡易血液検査は、あなたのホルモンレベルについて冷酷な事実を教えてくれるでしょう。もし不妊治療を受けているのなら、医師は定期的に検査するようにあなたに言うと思います。生理不順・眠りが浅い・吹き出物・膣分泌物(おりもの)がほとんどか全くない・髭が生える・薄毛・激しい発汗などはホルモンの崩れの症状のほんの一部です。

正直なところ、女性のホルモンバランスの崩れを特定するのは容易です。体のバランスを取り戻すには、数ヶ月か何年もかかる可能性もあり、そのことはあなたにとってハードな作業になります。 最初に考えるべきは、この混乱した状態であなたの体を支配しているものは何かということです。睡眠が十分か、規則正しく寝起きしているか?酸性の冷たい食べ物を食べる、あるいは食べ過ぎていないか?運動をせずにデジタル機器に影響されすぎていないか?運動をしないため、体が硬くなってはいないか? これらすべては体内でホルモンを分泌し送って受け取ることを阻止するのです。バランスを崩した体と生活スタイルが内分泌系との摩擦を引き起こすのか、それともその逆なのか確定するのは難しいです。

健康を維持し若返るためにおすすめの5つの行動をお話ししましょう。

1) 歩きましょう!毎日30分、バッグなど荷物を持たずに歩きます。 腕を振って足を後ろに伸ばしましょう。空や木を見る楽しさを見つけ、鳥のさえずりに耳を傾け、外の世界とつながるのです。歩くことはストレス解消に大いに役立ち、体内の循環をよくしてくれますし、骨盤周りの筋肉を伸ばすのにも役立ちます。筋肉を緩める=幸せな生活です。

2) 少なくても週に1回鍼治療を受けてください。体を整えるのに役立ちます。週1で行う体内の大掃除と考えましょう。

3) 自宅でお灸をします。体全体を改善するために、どこにお灸をするのが一番効き目があるのかは、通っている鍼治療の鍼灸師にたずねましょう。

4) 早寝早起き。これが一番重要かもしれないので心がけるようにしてください。内分泌系を含むあなたの体のシステムをリセットするにはぐっすり眠るに越したことはありません。

5)食べて笑って瞑想してください。幸せを感じてリラックスし、充分に栄養を摂るのは、健康体になる一番の近道です。

Block "ht-cbd-oil-table" not found

コメントを残す