睡眠不足の健康への8つの悪影響と睡眠時無呼吸症候群の危険性

熟睡することのメリットと睡眠不足の健康への影響を過小評価しないでください。

睡眠は全身の機能に重要な役目を果たします。そのために健康に関する専門家は健康を維持するには一晩6~8時間は眠るべきだと推奨しています。しかし日々の暮らしが忙しすぎると、往々にして睡眠時間は最初に削られるもののひとつでしょう。総務省によれば日本では5人に1人が睡眠不足であり、長きにわたる睡眠不足は健康に深刻な影響を与える可能性があります。

毎晩充分な睡眠が取れないと何が起きるでしょうか?あなたが考える以上に短期的でも体が疲れて1日をやり過ごすのがかなり難しくなる可能性があります。時間がたつにつれ、睡眠不足は心身ともに悪影響を与え、生命を脅かすリスクのある慢性疾患にかかる原因にさえなり得ます。

睡眠不足の8つの健康への影響は次の通りです。

1. ストレスの増加

ストレスは体に重要な影響を及ぼします。もしプレッシャーを感じて不安を抱いていたら、コルチゾールのようなストレスホルモンが放出されて、体全体に混乱をもたらす可能性があります。病気や高血圧、さらには制御不能な体重が増加する可能性も高くなります。一晩休むことで体をリラックスさせ心を落ち着かせて、ストレスを軽減して冷静に考えられるようにします。

 

2.免疫システムの弱体化

夜眠っている間に体がその日の活動からリフレッシュして復活しており、特にあなたを襲うバクテリアやウイルスに関して何でも防御ができるのです。これらの菌について最初の防御線は免疫系のシステムであり、これには白血球やさまざまな臓器・細胞・組織が含まれます。充分な睡眠がとれないと免疫系が一晩で生成できる抗体とサイトカインの量は制限され、身体能力が低下して感染症にかかるリスクが高まります。

 

3.体重増加

睡眠は私たちが消費する食べ物や飲み物を、使用可能なエネルギーに変換するために必要なプロセスで、消化器系と代謝の機能にも不可欠です。代謝能力がうまく作用すると日中でも夜でもカロリーを消費し、体重を身長と比較しても問題ない範囲内で保つことができます。睡眠不足は代謝を鈍くし、時間の経過とともに体重は増加し、再度体重を減らすのは難しくなる可能性があります。

 

4.認知機能障害

疲れていると脳に霧がかかったようにぼんやりして感じることがあるかもしれません。充分な睡眠をとらないと認知機能は損なわれ、生産性や日中人とのやり取りにも影響を及ぼします。目の前の仕事に集中するのを難しくしたり、物事を思い出したり、新しい情報を忘れないようにするのを困難にする可能性があります。これはまた職場での「ヒューマンエラー」を招く可能性も高く、仕事の質に悪影響を与える可能性があることも意味します。睡眠時間が長くなることで職場や学校でのパフォーマンスが上昇し、合理的な意思決定を迅速にすることができます。同僚や仲間と効率のいいコミュニケーションを取ることができ、創造力を発揮できることも意味します。もちろんあなたにとってもいいことです。

 

5.気分の変化

多くの人は、睡眠がきちんととれていないと自分が気難しくなると感じるようです。疲れていると機嫌が悪くなりイライラし、過度に敏感になることがあります。ほかの人の感情や反応をうまく読み取れなくなるということもあり得ます。長期の睡眠不足は深刻な精神疾患のうつ病のリスクを高め、あるいはその一因になるかもしれません。
必要な睡眠をとることは、あなたの感情や人生観にも良い影響を与えることになるのです。

 

6.高血圧

高血圧は血液が動脈壁を強く押しすぎて、動脈に圧力がかかりすぎている状態のことを指します。これによって命取りともなりかねない心臓発作や脳卒中へのリスクが高まります。睡眠不足は特にストレスや不安感が重なったときに危険な血圧上昇を引き起こすことがあります。そのために毎日充分に眠ることが心血管の健康にも重要です。

 

7.事故のリスクの増加

倦怠感は身体機能に多大なる影響を与える場合があります。睡眠不足でエネルギーが不足していると、車の運転や職場での機械の操作が危険になることがあります。反射神経は鈍くなり、突然の変化に対応しづらく、あなた自身やほかの誰かに怪我を負わせる可能性も出てきます。

 

8.慢性疾患のリスク増加

時間がたつにつれ、体が欲している睡眠が取れていないことで、命を脅かすような重い病気を発症しやすくなります。夜寝ている間、体は心臓など重要な臓器の修復をしており、体温から血糖代謝まですべてを調節するホルモンのバランスが取れていれば、免疫システムが働いてあなたの体をしっかり守ってくれます。睡眠不足の悪影響は、心臓病・腎臓病・2型糖尿病などあなたと家族の人生を左右しかねない慢性疾患を発症する確率が高くなるということも考えられます。

夜にどれだけ睡眠を取るかは、ほかのことのように些細な心配事に思えるかもしれません。しかしそれはあなたの健康に短期的にも長期的にも影響を及ぼすことがあるのです。睡眠不足による8つの健康への悪影響を回避するには、1日6~8時間寝るということを忘れないでください。

呼吸器系の問題で睡眠が妨げられる場合、あるいは睡眠中にいびきをかくことがわかっているのなら、医師に診断を仰いで原因を特定することをおすすめします。

呼吸状態のひとつで注意するべき状態は無呼吸症候群で、これは睡眠中に気道が閉鎖されて酸素の流れが遮断される状態です。日本では300万人が睡眠時無呼吸症候群の患者がいるとされていますが、日本製薬産業医師会(JAMDI)SAS委員会の業界調査によれば、現在治療を受けているのはわずか10%の30万人にすぎません。

この症状を診断された場合、医師はフィリップスのレスピロニクスをすすめるかもしれません。この装置はマスクもセットされており、睡眠中に正常に呼吸するのを助けてくれます。

あなたの睡眠についてもっとしっかりと考えてください。それがあなたの手助けにもなります。

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