日本のお茶会

抹茶が広まるにつれて、抹茶は上流階級の嗜みの一つになりました。 茶の湯または茶道として知られている伝統的な茶道は、16世紀に茶の大家である千利休が発展させたものです。 お茶会は、単にお茶を楽しむだけでなく、政治や社交の場としても用いられるようになり、現在は日本伝統文化の一つとなっています。

お茶会の流れ

お茶会は茶室で行われ、客は床の畳の上に座ります。 茶室は通常は4畳半あるいは3平方メートルの広さです。 客はにじり口と呼ばれる小さな通用口をくぐって部屋に入ります。にじり口は客が入室の際に頭を下げて入ることで謙虚さを強調するように設計されています。 客は客畳の上に座り、特に重要な客は貴人畳という特別席に座ります。 亭主は茶道口を通って入室し、手前畳の上で茶を点てる儀式が始まります。

客が心地よく過ごせるよう、正確に手順を行うため、細心の注意が払われます。 落ち着いて静かな雰囲気の中、時には音楽が流されることもあります。 そういった雰囲気よって深くリラックスでき、しっくりと落ち着いた気持ち(侘び)や同席している人全員の楽しい気持ちが高められるのです。

茶道は何かを変える力のある美しい儀式ですが、それと同時にある種のパフォーマンスでもあるのです。

  1. 客は亭主に迎えられ、手を洗うよう勧められます。
  2. 全員が茶室に入ります。
  3. 亭主はお茶を点てるのに使う全ての道具を建水にためた水で洗います。
  4. 伝統的な日本菓子(和菓子)が客に出され、客は亭主がお茶を点てている間にそれを食べます。 菓子は通常あんこで作られており、凝った細工が施されているものが多いです。 手か小さな竹製のつまようじを使って、お茶が点てられる前に食べ終えます。
  5. 薄茶を茶杓で茶碗に入れます。
  6. 窯から柄杓を使って茶碗にお湯を注ぎます。
  7. 茶筅で素早くかき混ぜて抹茶とお湯を混ぜ合わせ、泡立てます。
  8. 亭主は器一つずつにお茶を立て、客に渡します。 亭主から器が渡されたら、頭を下げて右手で茶碗を受け取り、左手に持ち替えます。 そして茶碗を右手で3回回してから飲みます。
  9. お茶を飲み終えた後(抹茶が冷める前あるいは抹茶の泡が消える前に飲み終わるようにします)、口を付けた部分を右手で拭きます。
  10. 器を自分の前に置くか、亭主に手渡しで返します。

伝統的なお茶会では以下の専用の道具を使用します。

(かま)(お湯を沸かす器具)
風炉 (ふろ)(お湯を沸かす炉)
柄杓 (ひしゃく)(お湯をくむ道具)
水指 (みずさし)(水をたくわえておく器)
建水 (けんすい)(茶碗をすすいだ水を捨てる器)
茶碗 (ちゃわん)(陶器の碗)
薄器、棗 (うすき、なつめ)(お茶を入れる漆器の容器)
薄茶 (うすちゃ)(抹茶)
茶杓 (ちゃしゃく)(竹製の茶さじ)
茶筅 (ちゃせん)(竹製の泡立て器)

亭主はこれらの道具を使い、以下の手順にしたがって抹茶を点てます。

抹茶の歴史

抹茶はまるで神秘のベールに包まれ、その歴史は長年大切に守られてきました。 抹茶がなぜそれほどまでに珍重されてきたのか、

その訳を知るには、日本の歴史を知ることでより理解が深まります。 日本で抹茶が飲まれ始めたのは何世紀も前にさかのぼります。

抹茶は中国から伝わり、1191年に禅僧の栄西が宋から帰国する際に茶の種を持ち帰りました。 初期の頃、抹茶は栄西から紹介を受けた上流階級の間だけで飲むことが出来る非常に特別なものでした。 その後、将軍源実朝が抹茶を好むようになってからは、更にこの特別なお茶の人気が広がりを見せ始めました。 抹茶を日常的に飲むと多くの医学的な効用がある、という評判が広まるとさらに多くの人が飲むようになり、抹茶を点てて振る舞う方法として日本の伝統的な茶道が成立しました。

著明な禅僧である栄西は、抹茶には元気を与えてくれると同時に心を落ち着かせてくれる性質があるため、仏教の僧侶に抹茶を飲むことを勧めました。 今日に至るまで、抹茶を嗜むことは、心を整え、集中力を高めたりする際に欠かせない、非常に大切なものの一つとされています。

抹茶に含まれるアミノ酸などの化合物は体をリラックスさせてくれるため、抹茶を飲むとゆったりとした気持ちになれます。 更に、抹茶を点てることは茶道を通して芸術の域まで高められています。 抹茶の品質と純度に対しては細心の注意が払われています。 世界中で多くの種類のお茶が育てられていますが、最高品質の抹茶は日本にしかありません。HealthyTokyoが有機抹茶製品を日本国内でのみ作っているのはそのためです。 最近、抹茶はグルメシーンで話題の食べ物であり、抹茶スタイルは生活の一部になっています。

抹茶の製造方法

純粋な抹茶は独自の方法で日本国内のみで製造されています。 細心の注意を払って以下の方法を忠実に実施することによって、他のどの種類のお茶とも比べられない風味が生まれます。 抹茶が出来るまでの製造工程をご紹介します。

Matcha from Seed to Bowl

チャノキの苗木の生育には、日本の気候は理想的です。

茶葉を収穫する約1か月前には、茶樹に直射日光が当たらないように覆いをかけて栽培します。 またより多くのクロロフィルも生成され、鮮やかで濃い緑色の茶葉となるのです。

八十八夜を過ぎた頃、程よく育った新芽の茶摘みが始まります。 また、春に最初に収穫された「一番茶」は特に香りが豊かで上質な旨みがあり高級茶として扱われます。

摘まれた新芽は、直ぐに荒茶加工工場に運ばれ、高温の蒸気を使って抹茶の発酵プロセスを止めます(緑茶は全て未発酵)。蒸した茶葉は煎茶のようには揉まずに、すぐに乾燥させます。 こや葉脈を含んだ状態のものを碾茶荒茶といいます。

荒茶を切断・選別して茎と葉脈を取り除きます。 このようにして最終的に出来上がったものは仕上げ碾茶と呼ばれます。

必要に応じて仕上げ碾茶をブレンドします。ブレンドをすることで、より香り、旨み、後味などバランスがとれて安定した味わいを作り出します。

碾茶を数ミクロンという超微粒子になるように丁寧に挽きます。温度が上がると抹茶の鮮やかな色・味・香りが失われてしまうので熱は大敵です。

一台の機械式石臼であっても1時間にたった40グラムしか挽くことが出来ず、 非常に希少価値の高いものになります。

The powder is run through mesh screens to ensure no foreign objects or unground leaves remain. Additional screening methods may also be undertaken.

抹茶の出来上がり!

抹茶の製造方法

純粋な抹茶は独自の方法で日本国内のみで製造されています。 細心の注意を払って以下の方法を忠実に実施することによって、他のどの種類のお茶とも比べられない風味が生まれます。 抹茶が出来るまでの製造工程をご紹介します。

Matcha from Seed to Bowl

チャノキの苗木の生育には、日本の気候は理想的です。

茶葉を収穫する約1か月前には、茶樹に直射日光が当たらないように覆いをかけて栽培します。 またより多くのクロロフィルも生成され、鮮やかで濃い緑色の茶葉となるのです。

八十八夜を過ぎた頃、程よく育った新芽の茶摘みが始まります。 また、春に最初に収穫された「一番茶」は特に香りが豊かで上質な旨みがあり高級茶として扱われます。

摘まれた新芽は、直ぐに荒茶加工工場に運ばれ、高温の蒸気を使って抹茶の発酵プロセスを止めます(緑茶は全て未発酵)。蒸した茶葉は煎茶のようには揉まずに、すぐに乾燥させます。 こや葉脈を含んだ状態のものを碾茶荒茶といいます。

荒茶を切断・選別して茎と葉脈を取り除きます。 このようにして最終的に出来上がったものは仕上げ碾茶と呼ばれます。

必要に応じて仕上げ碾茶をブレンドします。ブレンドをすることで、より香り、旨み、後味などバランスがとれて安定した味わいを作り出します。

碾茶を数ミクロンという超微粒子になるように丁寧に挽きます。温度が上がると抹茶の鮮やかな色・味・香りが失われてしまうので熱は大敵です。

一台の機械式石臼であっても1時間にたった40グラムしか挽くことが出来ず、 非常に希少価値の高いものになります。

The powder is run through mesh screens to ensure no foreign objects or unground leaves remain. Additional screening methods may also be undertaken.

抹茶の出来上がり!

抹茶と煎茶の比較

抹茶と煎茶には、製造工程とお茶の淹れ方に大きな違いがあります。 抹茶の風味は、他の種類のお茶よりも香り高く濃厚で豊かな味わいだと表現されます。有機抹茶には有害なおそれのある化学物質が含まれていないだけでなく、純粋な自然の味わいを愉しめます。 抹茶を飲むことは他では味わえない体験です。 高級抹茶を心ゆくまで存分にご堪能下さい。