不安障害に効果的なCBDの臨床研究とリスク評価

不安感に効果があるCBDについては、以前HealthyTOKYOの記事でもふれてきました。例えば「安眠効果のあるCBD」「集中力を高めるCBD」などです。今日はこの話題をさらに掘り下げてみます。 不安感は世界各国多くの人に悪影響をもたらします。 ケースバイケースで、不安感を抱くのはやむを得ない場合もありますが、不安感がずっと続くのはよくありませんし、なんらかの方法を考えたほうがいいでしょう。 CBDオイルが、不安感の対処に役立つという意見もあり、 さまざまな研究や調査でそのことが裏付けられています。 ではテーマの核心に入りましょう。

CBD・CBDオイルについて

CBDはカンナビジオールの略で、カンナビス・サティバとして知られる天然麻植物から抽出される化合物のひとつです。 CBDのようなカンナビノイドは、神経伝達物質を有した内因性カンナビノイドという体内のシステムと相互作用しています。 CBDがこの受容体と結びつくと、てんかん発作の緩和・がんの症状を抑えるなど、さまざまな健康効果があると研究でも示唆されています。CBDオイルの摂取には多くの方法がありますが、もっとも一般的なのはCBDオイルでしょう。

CBDのメリットの一つは、心を落ち着け、不安感を軽減することです。つまり抗不安薬としての効果が期待できます。 今回の主題がまさに「不安障害に効果のあるCBD」ですので、CBDがどうヒトに作用するか、具体的な研究についてご説明します。

CBDについて、この記事を読んでください。

CBDオイルとは

CBDオイルは、特に健康とウェルネスの領域でその効果が注目されています。CBDは大麻植物から抽出される成分で、その成分の一部であるCBDが持つ医療効果が幅広く認識されています。CBDオイルは、精神を高揚させたり幻覚を引き起こすTHCとは異なる、身体的な恩恵をもたらす非常に特殊な特性を持っています。

CBDは、非常に安全で効果的な自然療法として、年々その評価が高まっています。CBDのクリニカルリサーチは、鎮痛、抗炎症、抗酸化、抗ストレス、抗不安など、さまざまな面での効果が認められており、これらの恩恵を受けることができます。

CBDオイルは舌下で使用されることが多いですが、最近では飲み物や食品に混ぜられることも増えてきました。CBDオイルには通常、ヘンプシードオイルやMCTオイルなどをキャリアオイルとして使用されています。

痛みや炎症の管理、ストレスや不安の緩和、睡眠の改善など、CBDオイルは様々な症状の治療に用いられています。しかし、これらは全てのコンシューマーに当てはまるわけではありません。CBDを使用することで感じる効果はコンシューマーによって変わるため、ご自身の体調やライフスタイルに合わせてCBDの摂取量を調整することが不可欠です。

CBDオイルの購入時には、品質と研究に注力している信頼できるブランドを選ぶべきです。また、CBD製品の成分表示や農薬検査の報告書を確認することも重要です。これによって、CBDオイルが持つパワーを最大限に引き出すことができます。

私たちは、CBDが持つ無限の可能性に惹かれ、最新の臨床研究を精力的に追求しています。これまでの研究で判明していることは、CBDが有望な自然療法であるという事実です。そのため、CBDの研究と普及に努めることで、我々の健康と生活の質が改善されることを期待しています。

CBDオイルの作用

皆様がCBDオイルの作用について尋ねている現状、一緒に詳しく見ていきたいと思います。CBDは、様々な健康不安に効果的であると広く認識されています。これは何故かといいますと、私たちの体は自然にエンドカンナビノイドを生産し、これらは疼痛感覚や睡眠、食欲など、様々な生理的過程を調節

不安感とは？そしてその影響について

アメリカ心理学会でも定義されていますが、不安感（不安障害）とは、心配・緊張感・それに伴う体調変化を指します。 例えば血圧が上がるなどがそうです。時々不安感を抱くのは、人間としてごく自然なことですが、 その時間が長く続き、常に不安な気持ちでいることは、精神障害と考えていいでしょう。 不安にもレベルがあります。漠然とした不安感を持つ場合や、毎日の作業ができなくなるという深刻なものまで多岐に渡ります。
自分でも対処できないほど高いレベルの不安障害は、恐怖感・絶え間ない緊張・心配しどおし・常に不安である、など精神的にも大きな問題と言えるでしょう。

アメリカの不安とうつ病の協会によれば、アメリカ人で18歳以上のうち約20%が不安感にさいなまれていると言います。不安障害はアメリカでもっとも一般的な精神障害になっているのです。 世界的規模でみれば、不安障害の人は全人口の4%いるとされ、その疾患者は2005年～2015年の10年間で15%近くも増加したと言います。

不安やストレスは身体にどんな影響を与える？

不安とストレスは日常生活の一部であり、私たちがより効果的に対処し、特定の状況に対応できるように働きます。しかし、不安が過度になったり持続的になると身体への影響が出始めます。不安は心拍数の上昇、筋肉の緊張、消化問題、不眠症など、多くの身体的症状を引き起こします。これらの症状は、個々の状況や体質により異なる形で現れますが、不安の影響は肉体的にも精神的にも深刻であることが明らかとなっています。

一方、身体と心へのストレスの影響も無視することはできません。ストレスは長期的な疲労、免疫力低下、心臓病のリスク上昇などの身体的影響をもたらします。また、ストレスはうつ病や不安障害の発症リスクも上昇させます。長期的なストレスと不安の影響は全体的な生活の質を落とし、健康と幸福を脅かします。

しかし、不安とストレスに対処するための様々な方法が存在します。セラピー、行動療法、薬物療法などの治療法が一般的には推奨されていますが、最近ではCBD（カンナビジオール）が身体と心に対する不安やストレスの影響を緩和する可能性が研究されています。

不安時に効果的なCBDは、エンドカンナビノイドシステムと呼ばれる身体のシステムに作用し、ストレス応答を調節します。これにより、心拍数や血圧の上昇、筋緊張の増加、だるさや疲労感、不安感や恐れ、悩み等の症状を軽減することが期待できます。しかし、CBDの使用は適切な医療指導のもと行われるべきであり、使用する前に医師と相談することを強く推奨します。不安やストレスがもたらす身体への影響は深刻であるため、それを緩和するための最善策を取ることが重要であると私は強く信じています。

不安障害に効くCBD

CBD（cannabidiol）が不安感と眠りにどう作用するか調べた2019年の研究によれば、被験者のおよそ8割が、CBDを摂取して1ヶ月で不安症状が軽減したとわかっています。3ヶ月通してずっといい結果が得られたのです。

CBDに関する別の二重盲検法（医師も患者にも実施する薬の特性を知らせずに行う研究） では、人前で話すのに緊張する人 ・社会不安障害（SAD）の被験者は、公で話すシュミレーションをする前に、CBDかプラセボ（偽薬）を摂取しました。 SADの被験者との対照群として、健康な人たちも調べましたが、彼らには何の薬も与えませんでした。 その結果は、各人の目で見てわかる心理状態・自己申告 ・血圧や心拍数などの測定値で判断されました。 人前で話す前にCBDを摂取した被験者は、プラセボを摂取した人たちより不安感は大幅に軽減し、会話能力も改善され、緊張した様子も見られなかったのです。 さらにCBDを摂取した人たちと何も摂取しなかった健康な人たちとは、会話能力・快適さにおいて、大きな差はありませんでした。

最後に goodhousingkeeping.com利用者の女性によれば、数週間蒸気を吸い込む形でCBDを摂取したところ、 不安感は見事に消えて「気分がすっかり落ち着いた」というのです。

CBDオイルで不安が和らぐ理由

私たちが抱える多くの不安障害は、生活のあらゆる面で健康に悪影響を及ぼします。しかし、CBDオイルの使用により、これらの問題を軽減し、さらには適切に対処する手助けができます。では、CBDオイルで不安が和らぐ理由は何でしょうか。

その答えは、CBDに含まれる有益な成分と、それが人間の体内でどのように作用するかに関連しています。CBDは、私たちの身体に自然に存在するエンドカンナビノイドシステムと相互作用し、このシステムが機能する方法を助けます。結果として、ホルモンバランスが正常化し、不安障害が緩和します。

CBDの使用は、不安障害の緩和につながるだけでなく、心地よいリラクゼーションをもたらします。これは、CBDが脳のセロトニン受容体と相互作用し、幸福感や安定感を高める効果があるためです。CBDオイルを使用すると、不安から解放され、日常生活のストレスが軽減されます。

CBDはまた、神経細胞の再生を促し、恒常性を回復します。これが、不安障害が引き起こす可能性のある穏やかなストレスからの回復を助けています。CBDの別の重要な要素は、睡眠パターンを改善する助けとなる抗酸化作用です。良い睡眠は、心と体の健康にとって不可欠であり、不安障害の管理には特に有効です。

CBDオイルで不安が和らぐ理由のまとめ：

1. CBDはセロトニン受容体に作用：CBDオイルは、交感神経系と鎮静効果のある陽性の報酬回路のバランスを整えることで、ストレスや不安を抑える効果があります。CBDは、幸福感を引き起こす神経伝達物質であるセロトニンの受容体に作用することでこれを可能にします。
2. CBDは神経細胞の保護と回復をサポート：CBDは神経細胞の保護と回復をサポートします。これにより、急速な神経細胞の閉経を防ぎ、不安による脳のダメージから回復する力を身体に与えます。
3. 自然且つ副作用の少ない選択肢：CBDオイルは完全に自然であり、しかも副作用が少ないという特徴があります。化学的な不安治療薬とは異なり、CBDオイルは体への負担が少なく、より安心して長期間使用することができます。

まとめ：CBDやCBDオイルが大いに役立つ

現在の研究では、不安障害にCBDが大いに役立つという、信ぴょう性のある証拠が出てきています。 不安障害に悩む数多くの人がいることを考えると、実に朗報ですね。投薬でなく、CBDオイルのような自然的な治療は歓迎されるべきでしょう。 不安障害にCBDがどう役立つかについての質問、その他の質問がある場合は、画面の右下にあるチャット機能を通じて、気軽にお問い合わせください。

最後におさらいしておきましょう。

• 不安を感じることはもちろん不思議ではありませんが、それが継続すると精神障害とみなすことができます。
• アメリカでは5人に1人、全世界の人口で見れば約4%の人がなんらかの不安障害で悩んでいます。
• CBDは体内の神経伝達物質と相互に作用し、抗不安効果やそのほかにも多くの健康効果をもたらしてくれます。
• 最近の研究では、CBDは不安感を軽減し、長く利用しても好結果が出ることがわかっています。