生理前のお腹の張りやイライラ、 頭痛、無気力感など女性であれば一度は経験したことがあるのでは。 ある製薬会社の調べによると、ホルモンバランスの乱れによる体調や精神の変化を経験したことのある日本人女性は、実に9割にものぼるとされています。 さらにそのうちの9割もの人がそれをストレスに感じたことがあるそうです。
日本では生理痛やPMS(月経前症候群)など生理を理由とした体調不良で働くことが難しい場合「生理休暇」を取得する権利が法律で認められています。 しかしその取得率はとても低く、2015年の厚生労働省の調査ではわずか0.9%。多くの女性が仕事を休むことなく不調と戦っていることがわかります。
CBDはそんな頑張る女性たちの強い味方。 今、PMSやPMDDの症状を緩和するために使用する人が増えていると言われています。 つらい症状にお悩みの方は、一度CBDを試してみてはいかがでしょうか? 今回はPMSやPMDD、生理痛とCBDの関係を紐解いていきます。
目次
PMS、PMDDとは?
PMSとはPremenstrual Syndromeの略で、「月経前症候群」と呼ばれるもの。 月経日の3〜10日前くらいから体に起こる不快な症状のことで、通常、生理がスタートすると緩和されます。 症状は倦怠感、頭痛、眠気、吐き気、過食、むくみ、胸の張りや痛み、肌荒れ、下腹部の張り、腹痛、腰痛、のぼせなどの身体的な不調に加え、 イライラ、不安、集中力の低下、情緒不安定になるなど精神的なものもあり、その種類は150〜200にまでのぼると言われています。
一方PMDDはPremenstrual Dysphoric Disorderの略で「月経前不快気分障害」と言います。これはPMSの中でも特に精神が非常に不安定になる症状を指し、日常生活や仕事、人間関係に支障をきたすほどのケースも。 例えば攻撃的になったり、自己否定感が強くなったり、激しい不安感を抱えたり、著しくイライラする、などが挙げられます。
CBDとは?
CBD(カンナビジオール)は、大麻植物(Cannabis sativa)に自然に存在する化合物です。この化合物は、大麻の一種ですが、その中でもTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分とは異なり、精神活動に影響を与えず、ハイになることはありません。CBDは医療や健康製品として利用され、さまざまな潜在的な利点が研究されています。これには、疼痛管理、不安症状の軽減、抗炎症作用などが含まれます。CBDは、さまざまな形態で入手可能で、オイル、カプセル、クリーム、グミ、お茶などがあります。
なぜ生理前に体と心がつらくなるのでしょうか
PMSに悩む女性は多いのですが、原因ははっきりとわかっていません。 しかし、排卵後の黄体期に分泌される女性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の激しい変動が関係していると言われています。 PMSの症状は年齢、妊娠、出産経験などによるホルモンバランスの変化、ストレス、食生活、体力などによって変わることがあり、 個人差も大きいもの。 特に30代がPMS症状のピークとも言われています。
CBDが有効な可能性のあるPMS・PMDD症状
そんなPMSのつらい症状を緩和させる希望の光、CBD。 CBDとはカンナビジオール(Cannabidiol)の略。 ヘンプ(天然麻)に含まれる有効な化合物、100種類以上あるカンナビノイドの成分のひとつです。
このカンナビノイドは私たちの体内の受容体に反応するのですが、私たちの体の中にも、もともとカンナビノイドと似たような神経伝達物質があります。 それを「内因性カンナビノイド」と呼び、この働きを総称して「エンドカンナビノイド・システム」と言います。
脳や臓器、免疫細胞など「人間の健康に関わる最も重要生理学的システム」と言われていて、 このバランスが崩れると様々な疾患が起こりやすくなります。 逆に、エンドカンナビノイド・システムをうまく利用することで多くの疾患を治療できる可能性があるともされているのです。
まだまだ研究途中ですが、PMSによるいくつかの症状も改善される可能性があることがわかっています。 以下はその症状の例です。
うつ/不安
興味の喪失、無気力感、落ち込み、自己肯定感の欠如、自尊心の喪失、涙もろくなるなど、PMSによるうつや不安感は多くの人が抱える悩みのひとつ。
うつにはセロトニンという神経伝達物質のバランスが崩れた時に発症するとされ、 セロトニンの分泌量は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が少なくなると減少すると言われています。 CBDがこのセロトニン受容体に働きかけ、抗うつ薬のような効果に期待が持てるというわけです。 また、不安感のコントロールにも役立つとされています。 HealthyTOKYOのブログでもうつ、不安障害それぞれの記事があるので併せてご覧ください。
イライラ
ある製薬会社の調査によると、PMSを感じる半数以上の女性が精神的症状としてイライラの感情を認知しているそう。 この時期になると普段は気にならない些細なことで怒ってしまったりして、親や友人、パートナーとギクシャクしがちな方もいるかもしれません。 自分ではコントロールできない分、つらさも倍増。 気持ちを和らげたり、落ち着かせてくれるとも言われるCBDが、過敏になった心を解放してくれる可能性があります。
不眠
PMSや生理中に不眠症になる方にもCBDはおすすめ。 寝つきが悪い時や、途中で起きてしまって寝られない場合には、就寝前に15〜30mg程度摂取してみてください。
吐き気/嘔吐
CBDは吐き気を抑制することでも知られています。がん患者の化学療法の副作用として起こる吐き気、嘔吐に対するエビデンスは特に多く、アメリカがん協会も、通常の吐き気止めが効かない場合、カンナビノイドが役に立つと述べています。
ニキビ/肌荒れ
生理前は黄体ホルモンの分泌量が増えますが、この黄体ホルモンは皮脂の分泌を活発にさせます。 この黄体ホルモンは皮脂の分泌を活発にさせます。 多く分泌された皮脂が毛穴に詰まるとニキビができたり、肌の炎症を起こしやすくなるのです。 CBDには皮脂分泌を調整する働きにお加え、抗炎症作用もあります。 患部にクリームを直接塗布したり、舌下投与で内側から対処してみてください。 ニキビとCBDの記事も併せてご覧ください。
集中力の低下
頭がボーッとしたり、やる気が起きず、仕事や勉強をなんとか頑張ろうとしても集中力が続かない。そういった症状もよく耳にします。 集中力欠如の原因はストレスや睡眠不足とも関係があると指摘されているため、ストレスや睡眠不足を緩和する=集中力向上につながる可能性があります。 間接的かもしれませんが、試してみる価値はありそうです。 集中力とCBDに関するブログ記事もぜひ読んでみてください。
痛み
頭や腰、お腹や下腹部の痛みを伴うこともあるPMS。 CBDは神経因性の痛みと炎症性の痛み両方に有効で、頭痛など様々な痛みを和らげると言われています。
CBDは生理痛にも効く?
PMSの一部の症状に良いということはわかりましたが、CBDはつらい生理痛にも対応するのでしょうか?
月経は、子宮内膜が剥がれて経血と共に体外へと排出されます。 この時、子宮を収縮させるプロスタグランジンという物質が分泌され、内膜を剥がす役割をします。 このプロスタグランジンが生理痛の原因のひとつですが、CBDはプロスタグランジンの産生を抑制することができるという研究が発表されています。
CBDが生理痛に効くかどうかということに関しては、まだ二重盲検法(医学の研究において薬や治療法などの性質を医師からも患者からも不明にしてに行う実験)によるエビデンスはありません。 しかし、ひどい生理痛を緩和するために使用している女性は多いようです。
外出先でもすぐに使えるCBD商品
CBDが一部のPMSやPMDDの症状に作用する可能性があることはわかりました。 それではここで、女性の悩みに寄り添う、持ち歩き便利なCBDプロダクトをご紹介します。
CBDオイル(舌下投与)
数滴舌の下に垂らしたり、コーヒーや紅茶に入れてもOK。 反応も感じやすいオイル。
HealthyTOKYO CBD オイル 6%
CBDTokyo 10.4% 高濃度オイル
CBDグミ
ポンッとスナック感覚で、電車内やオフィスなどいつでもどこでも食べられる。
CBDTokyo 9.3 CBD マンゴースター グミ
CBDクリーム
乾燥肌におすすめの保湿成分がたっぷり入ったクリーム。肌荒れにお悩みの方にも。
HealthyTOKYO モイスチャライジング ゆずCBDハンドクリーム
以上のプロダクトはすべてHealthyTOKYOのwebサイトやストアで購入することが可能です。
自分に合ったCBDを見つけよう
つらいPMSには個人差があるため、まずは自身の体と症状を見つめ直すことが大事。 さらにCBDの効果もひとりひとり異なります。 体に合ったプロダクトや量を把握しながら、デリケートな時期をCBDと共に乗り越えていきましょう。